2004年12月06日
【最大のそろばん】ギネス申請で地域活性化の見本
これは、みなさんご存知、そろばんです。そろばんコレクターの、和井田雄作さんは、1970年からそろばんを収集しだし、
2001年には約200個を達成、
そのコレクションに最大のそろばんを加えようと、
特別に島根県のそろばん製作者である宇山氏に制作を依頼し、
出来上がったものがこのそろばん。
スペックは・・・
サイズ :全長(横)7,530mm 厚さ37mm 縦88mm 桁数545桁
材質 :枠-縞黒壇玉-紫壇桁-竹
このそろばんを【最大のそろばん】としてギネス申請したところ、
みごと認定を受けました。
英語では【The longest abacus in the world】と表記されています。
●日本独特の文化に関係する記録
この記録、あれって思いませんか?
【そろばん】ですよ。
日本独特のものです。
私も、ちょくちょく質問を受けます。
「ギネスってイギリスにあるんでしょ?日本独特の文化に関係するものとかでもいいのですか?」と。
こたえは・・・
YesともNoともいえません。
たしかに、そろばん・ダイコン・義太夫・門松・・・私が手がけた中でも、
日本独特の文化や歴史に関係する記録って結構あります。
一方で、「特異すぎるから」と、認定を受けなかった記録も多くあります。
ただ、経験側ですが、
こういう文化的な記録に関しては、かなりギネス社は寛容だと思います。
そろばんのギネス申請のときもそうですが、
こういった記録を申請する場合は、
そのモノが市民権を得ていることを強調し、
どのような意味性をもつモノであるかをきちんと説明します。
図などを入れると、いくら国民性が違うといっても、きちんと伝わります。
ギネス社としては、当然、
”だれも興味を持ちそうにない記録”を認めるわけにはいかないでしょうから、
そのモノが広く一般に受け入れられていることを示せば、
あとは、インパクトの問題になったり、
絶対的な大きさの問題になったりするわけです。
●【そろばん】に学ぶ、ギネス申請を地域活性化に活かすコツ
この記録は、個人の方が個人的な目的でギネス記録を取ろう!と行なったものですが、
単純な原理です。
「巨大なモノを作ってギネス申請する」ということです。
確かに、モノによっては、技術的な壁があるかもしれませんが、
発想としては、かなり単純です。
これを地域活性化に活用することを考えてみましょう。
どの地方でも、昔ながらの文化が薄れてきています。
文化は残しておきたいけど、
やはり時代の流れには逆らえない・・という状況も否定はできないでしょう。
たとえば、この時代、畳産業は衰退の一途をたどっているようですが、
これを食い止めようとするのは、時代の流れに逆行していると言わざるをえません。
ただ”日本には畳というすばらしい文化がある”ということを後世に伝えたいですね。
歴史・文化を残していきたいですね。
そして「○○町は、日本が誇る畳の町だ」ということを全国に知ってもらいたい。
そんなときに、この単純な発想を使うといいでしょう。
「巨大○○」を作ってギネス申請。
そして、そのニュースでプロモーションしていく。
マスコミの方々も、こういったネタは大好きですから、
全国に一気にプロモーションができるというわけです。
同じ地域活性化といっても、
お金をかけて「畳博物館」などを作るより、
よっぽど効果がありますよ。

